気になる口臭……歯周病が原因かも!?
こんにちは。
名古屋市東区の「みさと歯科」です。
ご自分の口臭が気になったことはありますか?
マスク生活が続く中で、口臭が気になるようになったという声も聞きます。
気になる口臭の原因は、さまざまな可能性が考えられますが、歯周病が原因となっている可能性が高いです。
口臭の中でも、歯周病が原因となっているものはニオイがきつく、人間関係に影響を及ぼすほどです。
歯周病は高齢者の方がなるイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、30代から発症する人も少なくありません。
日本人が歯を失う原因の第1位とされている疾患で、どんな人でも無関係とは言えないものです。
今回は、口臭と歯周病について、詳しくお話しします。
歯周病は、歯と歯ぐきのすき間にできた歯周ポケットに汚れがたまり、炎症をおこす病気です。
自然に治ることはなく、症状が進行すると、歯を支えている骨を溶かし、歯が抜けてしまうこともあります。
歯周病が原因で起こる口臭の原因は、歯周病の原因菌が出す毒素です。
進行した歯周病ほど歯周病菌の数が多くなり、口臭も強烈になります。
歯磨きをしてもニオイをおさえることができない場合は、歯周病かもしれません。
歯周病による口臭を改善するためには、お口の中から歯周病菌を除去する必要があります。
そこで、当院で行っている歯周病の治療方法についてご説明します。
● ブラッシング指導
初期の歯周病である歯周炎の段階で発見できたら、正しい歯磨き習慣に変えることで改善する可能性があります。
● スケーリング(歯石除去)
歯周病の原因となる歯垢や歯石を、歯科医院でしかできない専門的な方法で除去します。
歯垢が硬くなって歯石化すると、ご家庭での歯磨きでは取ることができません。
歯科医院で定期的にスケーリングを受けましょう。
● ルートプレーニング
歯周病が進行すると、歯周ポケットが深くなり、通常のスケーリングでは内部の汚れを取り切ることができません。
「キュレット」といわれる専用の器具を歯周ポケット内部に入れ、奥深くにこびり付いた歯垢や歯石を取り除き、歯の表面をつるつるに仕上げます。
歯周病は、再発を繰り返しやすい病気です。
歯周ポケットの奥深くに歯石が蓄積すると、通常の歯ブラシでは取り除くことが難しくなるからです。
ご家庭での歯磨きと歯科医院での定期健診やクリーニングを併用し、お口の衛生環境を保って再発を防ぎましょう。
歯垢除去だけでなく、食生活の見直しやよく噛む習慣も、口臭予防に効果があります。
みさと歯科では、担当医制を採用し、一貫した治療を行っています。
治療の経過を注意深く観察し、患者様一人ひとりに合わせたアドバイスを心がけていますので、口臭が気になる方はお気軽にご相談ください。